子ども達のやり方
子どもにとって遊びは学習であり、仕事であり生活です。
大人は頭で学んでそれを体におろしていく、
あるいは頭でわかって判ったつもりになっているというやり方をします。
人の実力とは知っていることと判ったこと、出来ることがひとつになったときに本物になります。
子ども達のやり方はやってみて感じて、やってみて感じて、それを何度も繰り返して「判る」のです。
自然の中ほど子ども達を驚かせ、目を輝かさせる場所はありません。
自然は全て神秘に満ち、完璧な美しさがあり、全ては芸術ですから。
そして、ひとつとして同じ場面がありません。いつも違います。
「お決まりの遊具」ではない常に変化のある自然の中で
思い切り遊ぶ子ども達の体の感覚は常にフル回転しています。
その体には技としての好奇心が毎日刻み込まれていきます。
そして知らず知らずの内にしなやかで忍耐力があり集中力のある体がつくられていきます。
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全ては「体験」。体験は細胞レベルに刻み込まれ、生きる知恵と力となっていくのです。
森の風の子ども達・・・生きるを楽しむ
楽しむことも能力です。
何も無いところで楽しいことを見つけ、作り出し・・・そうしながら幸せに生きる能力も身に着けていきます。
【チャレンジする】
森の風の子ども達は、斜面を駆け上がり、滑り降り、木にぶら下がり、
飛び降り、不安定なところを歩き回り、走り回っています。
川の中も歩きます。高い山にも登ります。
経験を重ねた子ども達は自分の実力をわきまえます。
そして、自分のレベルより少し高いところに挑戦しようとします。
危険なことも見極め、それを回避する力も身につけていきます。
【出会う】
毎日お散歩や探検に出かけます。
ざいしょの中、近くの山や畑、たんぼには毎日違う出来事や小さな生き物達との出会いがあります。
ときに鹿と出会うことがあったり、カブトムシが飛んできたり、
川にはかにやさかなたち、トンボやちょうちょや名前のわからない沢山の虫たち・・
春の淡い芽吹きの色の山、くっきりと精悍な夏の山、様々な色に変化していく秋の山、白い雪をかぶった冬の山・・
そして足元の草や花、石ころ・・
雨や風、雪の日もその時で無ければ出会えない沢山の出会いがあります。
全ての出会いが芸術や科学、宗教の基礎となる「センスオブワンダー」の世界です。
【作り出す】
水や土や砂、自分の手で工作できる木や竹、紙や箱・・
それらは子ども達の手の中で子ども達のイメージを形にしてくれます。
お決まりの遊具やおもちゃではなく、そこにあるものを使ってイメージを膨らませ、
自分の力で何かを作り出して遊ぶ・・そんな楽しいことはありません。
また、年齢が上がるにつれ、お友達と協働して共通のイメージを持って何かを作り出す力もついていきます。
その時、お互いを認め合い、役割を分担して助け合う社会も作り上げていきます。
