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えん長からごあいさつ | 森の風ようちえん

えん長からごあいさつ

えん長 嘉成頼子プロフィール

1953年生まれ。
1975年金城学院大学児童学科卒。
その後3年まきば幼稚園に務め、牧師と結婚4男1女の母。
1995年より再びまきば幼稚園に勤務し、6年間園長を務める。
教育セラピスト宮里真智子氏の指導を受け、人の心と魂の成長への関心を深め、「子育てゼミナール」を子育て支援として展開。カルメル会神父奥村一郎師と出会い、祈りを学ぶ。

2007年4月より「子どもたちのいのちの原点」のみを見つめた幼児教育の現場を作り上げるために、「森の風ようちえん」開園


ごあいさつ

おじいさんやおばあさんが小さかった頃、学校の帰りに道草をしたり、暗くなるまで外で遊んだり、家に帰ればお家の手伝いをしたりしていました。
そんな生活の中に、忘れてはならない大切なことや、生きる知恵が沢山ありました。
今は、家事を電気や機械がやってくれたり、コンピューターで何でも出来るようになって、生活はとても便利になりました。
でも、その分、私達の手や足は昔のように働かなくなりました。


わたし達は自然の一部なのに、自然から遠くなり何でも人間の力で出来るかのように思うようになって、自然の「いのち」を粗末に扱うようになりました。
一粒一粒の小さなお米の「いのち」に支えられているのに、通りすがりのジャンクフードでお腹を満たして、感謝することを忘れています。
小さな「いのち」によって生かされていることを忘れていくと、人の「いのち」も粗末に考えるようになってしまいます。
全ての「いのち」が繋がりあって生かされていることを忘れてしまうと、人の心を失ってしまいます。
「ありがとう」の気持ちが無くなっていきます。
このようなことは理屈で考えても、自分の「いのち」とは繋がりません。
テレビやコンピューターの画面で見ていることが、自分の「いのち」とは繋がりにくいのと同じです。

特に幼い子ども達には体験すること、自分でやってみること、夢中になること、五感でしっかり感じることを通して、心と体に刻み込んでいくことがどうしても必要です。
夢中になって草むらで虫を追いかけたり、探検して何かを見つけたり、工夫して遊びを作り出したり・・・。
そんな体験は喜びがありますから、もっと知りたい、もっと出来るようになりたいという意欲になって、生きる力となります。


目の輝いた、好奇心や意欲にあふれた子どもを育てるには条件があります。
子ども達の「いのち」の衝動を受け止めてくれる豊かな自然の営みと、それを見守るおとな達の温かい目と、おとな達同士の繋がりと、おとな達のわくわく感です。

このような環境を今はあえて作り上げなくてはならないことは寂しいことでもあります。
でも、こんなに地球も人の心も痛んでいる時代ですから未来を生きていく子ども達のために今、懸命の努力をしなくてはならないと思っています。
あちらこちらにそのような場が作られ始めており、多くの方が尽力しておられることですが、ここでもそのような場を作りたいと願います。

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